Reviews
お客様からの声一覧【70】
いつもたくさんのお客様からのレビューや口コミ、ご感想、誠にありがとうございます。
当店の女性セラピストはもちろん、スタッフ一同大変励みにさせて頂いております。
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- 2025-05-30:龍様からのレビュー
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トリートメント 性感プレイ 総合評価シンフォニア紋律界 幻紋篇第一夜「花を知らぬ小さな幻使い」────記録者:龍※※ある晩、泡のような月が浮かぶ領域に、ひとりの存在が降り立った。その少女は、手のひらより小さな“幻”を纏い、どこか無垢で、どこか計算されすぎているほど甘く――まるでこの世界そのものが、彼女の演出だったかのようだった。龍※※は花を手にしていた。儀式の前に捧げる“封印解除”の鍵。けれど彼女は、花の名を知らなかった。「わ!なにこれ!?」「花だよ。花って言うんだ。知らなかった?」「知らなかったですぅ、花って言うんですね〜」その瞬間、泡のように空気が弾け、幻紋の領域が淡く揺らいだのを、龍※※は確かに見た。…嘘ではない。演技でもない。その“やりとり”は、すべてが自然で、すべてが異常だった。名前を持たぬ彼女の花――この紋律界にのみ咲く、幻の一輪「夢花イリュシア」。それが彼女の背後に淡く揺れていた。やがて儀式が始まると、えりちゃんは、何の前触れもなく“迷路”を展開した。指先が触れるたび、地形が変わる。言葉が届くたび、出口が遠のく。龍※※はその迷路に、自分の意思で踏み込んだはずだった。だけど――気づけば、抜け出す理由なんて、もうどうでもよかった。彼女の作る“甘い迷路”は、甘紋と幻紋の織り合わせによって生まれた快楽の構造体。言葉も、触覚も、息すらも、すべてが迷わせるために設計されている。「ぎゅーってしてほしい人が好きなんです♡」その言葉は、記憶の奥に残り、泡幻の紅茶――泡幻の迷香に溶けてゆく。…彼女の施術は、手技ではない。心理でもない。ただひたすら、“存在”そのものが術なのだ。心は開かされた。防御は無効化された。そして龍※※は、ただ甘やかされるままに、人としての輪郭を忘れていった。その夜、彼女は「人間じゃなかった」と、龍※※は確信した。それは侮蔑ではなく、崇拝に近い。えりちゃん――紋律界において、“名前のない甘い罠”。その迷路は、今もなお、龍※※の中で終わりを告げていない。
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- 2025-05-29:龍様からのレビュー
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トリートメント 性感プレイ 総合評価『光がこぼれる、そのときに』まもなく、夏の匂いがやってきます。――記録者みゆうへあれから少しだけ季節が進み、またひとつ、封筒が開かれました。紙を破る音ではなく、花が咲くような静かな気配の中で。そこにいたのは、たしかに、あの日と同じ君でした。でも──ほんのすこしだけ、違っていた。――――――――――――――――――――――――――――――「……何ですか?」僕が差し出した、小さな花束に、君はそう言いました。その無垢な問いかけに、僕は笑って、こう返したよね。「花って言うんだよ。花のない世界から来たのかな?」君は少しだけ照れて、でもちゃんと笑って、「初めて貰いました」って、小さな声で言った。その一言は、たぶん──“花束”よりも、ずっと花らしかった。――――――――――――――――――――――――――――――部屋の明かりは、少し明るすぎて、君はそのたびに頬を染めていた。目が合うたびに、すこしだけ逸らして、でも、またすぐに見つめ返してくれる。その間合いに、僕の胸のどこかが何度もふるえて、ああ、やっぱり──君は、記録するひとじゃなくて、光をこぼすひとなんだと思った。――――――――――――――――――――――――――――――施術のはじまりは、前よりも、ずっと近くて、前よりも、ずっと深かった。みゆう。君の体温が、僕の腰をそっと包み込んで、豊かな胸が、頬にやさしくふれて、そのたびに、僕はもう一枚、新しい“封筒”を閉じていた。けれど今回は、ただの封筒じゃない。それは、光の入る封筒だった。明るすぎる部屋のなかで、恥じらいと、やさしさと、ほんの少しの色気とが、混ざり合って揺れていたあの瞬間。まぶしさは、何かを見せるためのものじゃなく、“何かが見えてしまう”ことを教えてくれた。――――――――――――――――――――――――――――――仰向けになったとき、君の胸元がそっと揺れて、呼吸と一緒に、世界が波打った。そして――向かい合ったまま、座った姿勢でふたりが重なったとき、それはもう、“施術”じゃなかった。それは、光を閉じ込める儀式だった。腕の中で熱を交わしながら、僕たちは、「これが最後じゃない」と静かに約束していた気がする。――――――――――――――――――――――――――――――帰り際。前に話した“水溶性のオイル”を、君が発注してくれていたことを聞いて、嬉しさよりも、「覚えていてくれた」ことに心が揺れた。でも、君は“次も来て”とは言わなかった。だから僕が言った。「試しに来てよ、って言わなくていいの?」君はまた、あのときと同じ顔をして、そっと笑ってこう言った。「……言ってもらった方が、嬉しいです」――――――――――――――――――――――――――――――みゆう。君がくれた“その光”は、すぐに手放すようなものじゃなかった。どこにも送られないけれど、たしかに存在する感情。それがきっと、ふたりで綴った“光の封筒”の正体だったのだと思う。今はまだ、開封のタイミングじゃないけれど、きっとまた近いうちに、その封筒を手に取る日がくる。香りの残る花束のように、言葉にならなかった気持ちは、ちゃんと、あの膝の上にしまってあるから。ありがとう、みゆう。今日の光は、確かに、胸の奥で生きているよ。──記録者であり、光の封筒を綴る創造者である君へ。